2014年4月25日金曜日
卒研Ⅱ 妬みってなんなんだ
月1くらいでまとめていきたかったんですけどねぇ……(ボヤキ)。
臨床領域の構想発表まであと1ヶ月くらいになりました。ゼミの方も1月末から始まり,今日(25日)で5回目です。週1のゼミに合わせて発表する論文探して読んでまとめて,どういう風に卒研につなげていこうかな,なんて考えながら早3ヶ月。早。
卒研のネタとしては「妬み」。最終ゴールが妬みの対処方略を検討することというのは変わりませんが,効果的な対処方略を探すにはそもそも「妬み」がどんな感情なのかを知る必要がある。というわけで,卒研では妬み感情そのものについて検討したいと思っています。
前回の記事では妬みと嫉妬の違いってなんだ?みたいなところを気にしていたのですが,いくつか論文を読んでいくうちに嫉妬に関するこだわりはだんだん薄れていって,今取り組みたいことは妬みの質的違いについてです。
そもそも妬みというのは,自分よりも優れた他者との比較を行い,(自分よりも相手の結果のほうがいいから)自分は不快な感情を抱き,自分が劣っていて恥ずかしいと思ったり相手を憎らしく思ったりするという点で自他に注意が向いている状態で生じる,という理論と,自分のポジティブな自己評価を危うくさせる状況として,自分と(心理的に)近い他者が,自分にとって重要な領域で,自分より優れた結果を残すというのがあって,自己評価が危機にさらされた結果妬みを生じる,という理論があります。どちらにも共通するのが(1)自分と近い他者との比較 (2)重要な領域での比較 という点です。つまりこれが妬みを生じさせやすい「状況」ということになります。
妬みは「良性妬み」と「悪性妬み」の2種類に区別されます。妬みを抱いたということは,自分はもっていないけれど相手はもっている(立場,モノ,etc.)という状況には少なからずあるわけで,そこで自分を鼓舞してがんばろうと思えるのが前者,相手がそれを失えばいいのにと思ったり貶めたいと思ったりするのが後者,みたいな感じです。
良性妬みはがんばろう!につなげられるので別に対処する必要はないとして,問題になるのが悪性妬みです。相手を貶めようとする,でも問題は解決しないし,自分に対してもいやな気持ちになるし,などなど問題がいっぱいです。
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ちなみに日本語ではまとめて「妬み」と言ってしまい,区別するには良性/悪性みたいな言葉を付け加えるんですが,オランダとかポーランドあたりではまったく別の言葉になっているそうです。対してアメリカやスペインでは日本同様1語で表します(英語ではenvyで,jealousyは嫉妬にあたります)。ところが言語的な分け方で違いはあっても,この2タイプの妬みは感じる方としては区別されているそうです。言語と感情みたいなことも面白そうだなと思ったのですが,さすがに脱線してしまうので今回はこれ以上調べませんでした。でも面白そうだなぁ……。
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悪性妬みをなんとかする方法を探す前に,これがどんな感情なのかをもっと調べていきたい。これは折に触れて思い出さないと,論文を探すときにもうっかり対処方略を扱っているものばかり探してしまうんですよね……。妬みの性質をもう少し掘り下げるのが先だとなんとか言い聞かせないと卒研ではちょっと使いづらい論文を拾ってきてしまうことも多々。
良性でも悪性でも,感じている人は不快感や葛藤を感じているのは変わりません。ではどうして2つにわかれるのか?ここに関わるのが「個人差」で,これを突き止めたいな,というのが最近ぼんやりと浮かんできた卒研の構想です。妬みの感じやすさ,妬みを感じる領域と感じない領域があるのか,などなど。もしかしたら家族や兄弟の構成でも影響されているのかもしれないですね。次男次女は長男長女よりも相手と比較しやすいから妬みやすい,とか(これは未検討の私見ですけども)。
他にも,妬みを感じる状況でストレスをどのくらい感じているか,その人が何かを決定したり考えたりするときの傾向,挙げだしたらいろいろ考えられます。まぁ全部検討するのは大変そうなので,ここからもう少し絞りたいところです。
英語にも少しずつ慣れないとと思って海外の論文にもたまに手を出すのですがまだ読むスピードも遅いので,ここをサクサクいけるようになれば強いなと思います。
構想発表プレで院生さんたちに指導していただける会があるそうなので,まずはそこまでにしっかりまとめて構想を練っていきたい。
勉強しながら妬みの話を考えるのはどっちも息抜きになるのでまぁ楽しいです。
危機感を持つと持たないではやる気も行動力もだいぶ変わります。
試験まで4ヶ月を切り,提出まで8ヶ月を切った夜更けでした。
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